2012年7月6日金曜日

改正派遣法政省令案の了承

昨日(6月5日)の厚労省労働政策審議会で本年10月1日から一部施行される改正派遣法の政省令案が了承されました(毎日新聞newsはこちら)。

改正派遣法:日雇い禁止例外、年収500万円以上
毎日新聞 2012年07月05日 19時50分(最終更新 07月05日 20時19分)

 3月に成立した改正労働者派遣法で、原則禁止となる「日雇い派遣」(雇用期間30日以下)に関し、例外として認める対象を「世帯収入が年500万円以上」とすることなどを盛り込んだ政省令案が5日、厚生労働相の諮問機関・労働政策審議会で了承された。

 改正派遣法は10月施行。政省令案ではそのほか、60歳以上や昼間は通学している学生の日雇い派遣を可能とすることや、派遣法で「専門業務」と定める26業務のうち、ソフトウエア開発や機械設計などの17業務と受付・案内業務の一部への派遣を例外として認めることも明示された。

 日雇い派遣は「ワーキングプア」の温床になっていると指摘され、禁止が求められてきた一方で、「多様な働き方を阻害する」との声もあり、審議会で詳細が議論されてきた。【市川明代】

 厚労省HPに、同日の審議会資料がすでにUPされています(こちら)。このうち政省令案をコンパクトにまとめているのが、この資料です(こちら)。グループ派遣規制の詳細についてはp3に、日雇い派遣規制はp1以下に示されています。分科会ではこの2点が相当紛糾したようですが、厚労省が押し切った感がありますね。

 なお同日の審議会では、雇用調整助成金の見直しも合わせて示されています(こちら)。同見直しも大変、重要です。

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