2012年7月1日日曜日

教室で学ぶワークルール(旬報社)

恩師道幸哲也先生から「教室で学ぶワークルール」(旬報社)を贈呈頂きました。いつも誠にありがとうございます(出版社の同著案内はこちら)。

 同著は高校生を主な対象に「できれば教室で、授業とディぺートのために使ってほしいと思います。外部の講師と先生とがコラボの授業をし、それをふまえて生徒が討論することになればすてきな試みであると考えます(同著6p「はじめに」)」とされています。

 この本で大きな特徴と思われるのが、「第3部のワークルールを生かす」。大変具体的かつ分かりやすく労働法の生かし方を解説されておられます。その中でも特に「権利意識を持つ」とともに「日々の生活を見直す」「一緒に行動する仕組み」を強調されておられる箇所(p106~108 例えば以下)は、ぜひご一読いただきたい部分です。

「日頃のつきあいなしに、必要なときにだけ他人に頼り、利用することは許されません。日ごろの行いは結局自分に返ってきます。」 等

 企業人事の立場からみても、上記部分は最近のメンタル問題対応の観点から重要な示唆が与えられる点と思われます。


 最近、各地の社労士会が、地元の小中高生向けに出前授業を行う機会が増えていますが、本著がそのような機会に活用されれば良いですね。

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