2009年5月13日水曜日

(読書)「走ることについて語るときに僕の語ること」

 村上春樹さんのエッセー集。タイトルのとおり、マラソン・トライアスロンなど、「走る」ことをテーマにしています。これが実におもしろい。村上春樹さんが小説家となった経緯が触れられている「人はどのようにして走る小説家になるのか」は、何度読み返しても、新鮮な示唆が与えられます。

 その中でもお気に入りの部分は、仕事の仕方です、村上さんは朝5時前に起きて、早朝の数時間で大事な仕事に集中されるとのことです。私の僅かな経験でも、何かを書くという作業は、早朝が最も適していると確信しています。

 それぞれが最も効率的な仕事の仕方が発見でき、選べること。仕事の仕方、働き方の将来像という問題は、これからの勤労者(サラリーマン・自営含め)が今より少しわくわくできるテーマのように感じています。暗い話題が多いところではありますが、そのようなテーマもこれから考えていきたいですね。

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