2009年7月9日木曜日

判例研究会報告について

 昨日、早稲田大学の労働判例研究会で判例報告(東芝事件)をさせていただきました。同研究会は島田陽一先生、石田眞先生、浅倉むつ子先生など早大の社会法系の先生方と大学院生が中心に、週1回のペースで判例研究・比較法研究を行っている研究会です。貴重な報告の機会を頂きましたので、ここ数日、その準備にかかりっきりになっていました。

 準備において何が大変かですが、何よりも「論点の切り出し」と、その論点への検討を肉付けるための関連文献・判例の収集・読み込み・整理にあります。免許皆伝されている研究者・弁護士の先生は、これを最短距離で突っ走れる訳ですが、わたくしのような若葉マークの若輩者は、あっちに行ってみたり、こっちに行ってみたりと寄り道に寄り道を重ねて、トロトロと歩まざるを得ません。その分、時間と労力がかかる訳ですが、その寄り道もまた別のところで肥やしになることもあります。まさに犬も歩けば棒にあたる!。とはいえ、当然ながら、研究会報告では寄り道ではなく、筋のとおった報告をしなければなりません。

 北大大学院時代、「寄り道」ばかりの報告をして、よく道幸先生、倉田先生などの先生方に「指導」いただいておりましたが、あれから少しは進歩したのだろうか。研究会報告後の美味しいビールを飲みながら、感慨にふけった次第です。

3 件のコメント:

56513 さんのコメント...

皆伝免許の先生がずいぶんと控えめな発言ですね(笑)
 
またいろいろとご指導のほどお願い申し上げます。

56513 さんのコメント...

免許皆伝の北岡先生にしてはずいぶんと控えめなご発言ですね(笑)

またいろいろとご指導のほどお願い申し上げます。
 
 

56513 さんのコメント...