本日(8月3日)の参議院本会議で改正労働契約法が可決成立しました。同法案については、以前から拙ブログで継続して取り上げてきましたが、政府原案どおり成立したものです。
現時点では施行期日は定まっていないようですが、来年4月1日が有力視されているとの事。施行時点において、無期転換制度はただちに適用事案が生じませんが、改正法の中ではさしあたり均衡処遇に係る規定、モデル労働条件通知書の変更などが実務対応上、留意すべき事項になりそうです。
また無期転換制度を睨んで、今後は企業の有期雇用の活用に見直しが生じる可能性もありそうです。パート社保適用拡大、高年法改正などの改正動向と合わせて、今後の対応策を検討していく要があります。
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