確定申告の準備に少々うんざりしてきましたので、最近見た映画の感想めいたものを少しばかり。
しあわせの雨傘(こちら)
フランソワ・オゾンの新作を札幌シアター・キノ(こちら)で鑑賞。映画の魔術師ともいえる切れ味、おもしろさ。万人にお勧めできる作品です。映画のストーリーは上記HPをご覧頂くとして、面白いのが70年代フランスのストライキが物語の重要なエピソードとして取り上げられている点。
オゾンが取り扱っているだけに、映画的魔術がふんだんに散りばめられているものではありますが、ストライキが街全体での騒ぎとなる事と市長等が介入してくる点などは、フランスのストライキそのものではないかと感じた次第。
そのような難しい話は抜きにして、カトリーヌ・ドヌーブ演じる「奥様」の活躍にはたまらないものがあります。正月早々、古巣シアターキノでオゾンの映画的魔術に魅せられる時間を持てたことは誠に幸福でした。
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