本日(10月5日)、厚労省HPを見ておりましたら、大変気になる案内がありました。
第1回「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」の開催について(こちら)
第1回「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」の開催について
標記検討会について、下記のとおり開催いたしますので、お知らせいたします。
記
1.日時
平成22年10月15日(金) 9:00~11:00
2.場所
厚生労働省共用第9会議室(中央合同庁舎第5号館19階)
(東京都千代田区霞が関1-2-2)
3.議題
精神障害の労災認定の基準について
精神障害の労災認定基準は昨年(平成21年4月)に見直されたばかりです(こちら)。
1年半足らずでまた見直しのための研究会を発足するのは異例と言わざるを得ません。今のところ、同検討課題は示されていませんが、一つあるとすれば、最近の裁判例において、相次ぐ精神障害の労災不支給決定処分取消があるように思われるものです。
私自身の印象では、近時の裁判例は心理的負荷の過重性評価を「本人」基準にしているように思われる事案や、配転による心理的負荷の過重性を強調しているものが目立ちます。またパワハラによる精神障害を主張する事案が増加していますが、現行基準では極端な上司による暴言を除き、適合的な判断基準がいまなお示されていないようにも思われます。
いずれにしましても同研究会において、どのような労災認定基準の見直しが検討されるのか注目されます。
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