本日、厚労省において社会保障審議会年金部会が開催されました(こちら)。委員を見ますと、労働・社会保障法の研究者では、上智大の森戸先生、早稲田大の菊地先生がメンバーに入っています(こちら)。
同審議会の検討課題とスケジュールが示されておりますが(こちら)、まず何よりも注目される非正規労働者に対する社会保険適用拡大については、同会に特別部会を設け、本年末までに検討審議を進め、来年の通常国会に法案提出するイメージとの事。
その他、年金給付の最低保障機能の強化、第3号被保険者制度の見直し、在職老齢年金の見直しなど重い検討課題が盛りだくさんであり、これを12月まで月2回ペースで審議を進めていくとしています。
いずれも非常に重要なテーマであり、今後大きな議論を呼んでいくものと思われます。これだけの重い課題をどれだけ来年の国会までに一定の方向性を示し、法案提出・成立まで至るものか。現在の政治情勢、国民の議論状況に鑑みると、かなり厳しいと言わざるを得ませんが、動向が注目されるところです。
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